重賞回顧:フェブラリーステークス

1着インティ
懸念された芝スタートでも難なくハナを切って、そこからはペースを落として最初の600m通過が35.8秒。
これは過去10年で最も遅い流れとなり、上手くコントロールして3~4角でも大きく緩めず、後続も押し上げにくい状況を作って4角出口で仕掛けて1馬身差で直線に入り、直線序盤でくらいつくサンライズソアを出し抜いて3馬身ほどの差を作って捌いて唯一伸びてきたゴールドドリームの追撃をクビ差凌いでの7連勝となりました。
もう少し仕掛けを待っていれば更に差は広がっていたようにも思えますが、インティを信じて早仕掛けで勝負を決める好騎乗となりました。
最後の脚色を見ると
ゴール前で詰め寄られましたが交わされそうな感じはなく、時計・内容ともに文句なしの勝利と言えます。
最後は直線に入ってからずっと左手前で走っており、ピッチが落ちている状態でも手前を換えなかった事からもまだ伸びしろが見込める1頭と言えます。

2着ゴールドドリーム
前半は無理せずに中団馬群の中目で進め、道中は前にスペースを置いて3~4角で外目に誘導。
直線序盤で2列目を捕えて単独の2番手に上がった時点で2馬身半の差があり、最後にグンとひと伸びして一頭だけインティに迫りましたが、最後はクビ差届かずの2着。
前目でレースをコントロールされて、直線の加速でこちらがスピードに乗るまでに一気に出し抜かれてしまう不向きな流れで強い2着と言え、他の馬が逃げて例年通りのハイペース戦だったらコチラが勝っていてもおかしくないパフォーマンスでした。
この馬としてはベストの形でトップスピードに乗ってきましたが、それでも届かない状況を武豊以騎手に作られてしまいました。
今年は武豊騎手が絶好調で、エージェントをルメール騎手を担当する豊沢氏になった事でルメール騎手とのバッティングを避けて有力馬に騎乗できるようになり、リーディングトップを快走中です。
ここでルメール騎手との一騎打ちを制したインパクトは大きく、ゴールドドリームは展開次第では逆転の余地はありますが、インティは1周コースでも強いだけに、ゴールドドリームのベスト条件の東京マイル戦を制したインティの方が今後は優位に立ちそうです。


今週の2月23、24日週はほぼG1と言える豪華メンバーの中山記念、阪急杯、勝負レース2鞍の合計4鞍の提供となります。


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フェブラリーSの結果


6インティ
まだ完成の域に達していないので大事に使われていますが、それでもワンサイドの内容で6連勝。
3走前の走破時計は開催ベストで、開催日の違いはありますがJBCレディスクラシックよりも時計が速く、それも最後は流して余力を残してのものでした。
ラップ推移的にもL1で12.3とほとんど落としておらず、非常に高いレベルでスピード勝負に持ち込んで後続の脚を削ぎ切った結果の圧勝で、上位勢も1000万下では好走できており、メンバー的にもハイレベルな1戦で、走破時計のバランスで見てもJBCクラシックと比較しても高いパフォーマンスだったと言えます。
2走前は2番手からの競馬で逃げ馬を行くだけ行かせてガッチリと抑えながらの追走となり、コーナーでは随分早くに左手前に替わっていましたが、4角で先頭に立ってからはノーステッキで後続を突き離して余力十分な内容での5馬身差圧勝となりました。
前回は初めての重賞挑戦でも圧倒的なパフォーマンスで逃げ切っており、ここもどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみの方が大きい1頭です。

3ゴールドドリーム
一昨年のフェブラリーステークスはデムーロ騎手の好騎乗もあっての勝利となり、2.7秒の超ハイペースで流れてL4で緩んで少し中弛みがありましたが、L3最速で仕掛けのタイミングは早く出し切れた展開と言えます。
レース内容はやや出負けしましたが芝スタート地点でリカバーし、中団につけると道中も中団馬群の中目で進め、3~4角で少しペースが落ち着いて凝縮する流れの中で外から取り付いて一気に3列目にポジションを上げました。
直線序盤で一気に先頭列に近いところまで進み、内からベストウォーリアが迫る2頭の競り合いとなり、最後まで抜かせずに勝ち切る格好となりました。
昨年はコーナーの緩みで取り付けたのは好材料でしたが、仕掛けが早い中で出し切る形となり、それでも最後まで渋太く伸びており、完璧なレースをしたベストウォーリアを捻じ伏せた点は大きく評価できます。
昨年のフェブラリーSでは2着となりましたが、スタートが決まらずに気合をつけて馬群に取りつく恰好となり、後方追走から4角で勢いをつけて進出しましたが、早めに動かざるを得ない展開となってしまい最後は甘くなっての2着となりました。
芝スタートでは二の脚が速く、ペースが速い中でも脚を引き出せたという点でもスピード面の高さは示しており、この舞台なら総合力が存分に生かせる事ができるだけに崩れる要素が無い1頭と言えます。

2ユラノト
耗戦となったマリーンSでハイランドピークを撃破しており、この馬が高いパフォーマンスを見せているのは少し時計がかかる中での消耗戦で、3走前の武蔵野Sは稍重の高速ダートで全体で緩みはなかったものの直線で追い込み各馬が末脚を引き出す余力があったため、切れ負けしてしまいました。
この馬の使える末脚には限界がありますが、前半からある程度ペースを引き上げてもそれを落とさない点が強みで、スピードで押してハイペースの消耗戦になれば他馬が苦労する分相対的に浮上してきます。
東京マイルでも時計がかかる中でうまくハイペースに持ち込み、前目で粘りこむ競馬ができればワンチャンスある馬で、コパノキッキングよりもマイル適性が高いだけに、コパノキッキングよりも上の序列となります。


上記情報馬が1~3着を独占し、馬連4.3倍、3連単66.2倍ダブル的中となりました。



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2017年のG1レース結果は23戦10勝(的中率43%)
累計330万1000円獲得(回収率260%)となりました。
http://blog.livedoor.jp/g1g2g3keiba/archives/cat_240740.html

2016年G1レース結果
http://blog.livedoor.jp/g1g2g3keiba/archives/cat_240634.html
21戦14勝(510万円獲得)

2015年G1レース結果(秋)
11戦7勝(60万円→302万7630円)
http://blog.livedoor.jp/g1g2g3keiba/archives/8286359.html

2014年G1レース結果
22戦12勝(106万円購入→445万3100円獲得)
http://blog.livedoor.jp/g1g2g3keiba/archives/cat_233940.html

2013年G1レース結果
22戦9勝(74万円購入→334万5770円)
http://blog.livedoor.jp/g1g2g3keiba/archives/2016-03-27.html


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